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· 22 min read

タイムシフトはプレミアム会員しか見られないので動画にもした。
動画にしたらコメントが上手くスクロールされてなかったのでコメントリストを載せておく。

天気の子の話をする(ネタバレします)

お酒取ってきます

こん〜

なんで僕ってわかったんですか

https://yossioo.hatenablog.com/entry/2019/07/20/132831

わこつ

アニメねえ

こんばんはです

今日見てきました

天気の子のどこらへんが従来の新海誠らしいのか

映画の客層とかはどういった感じでしたか?

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190718/k10011994941000.html

ギリギリだけどいい席空いてた

天気の話なのに天気ではなく銃が一番話の核となる要素だと思いました

書いてはあったけどストーリー上で特に強調されてないよねって感じ

私もずっと序盤から銃に注意をひきつけられてました

前半と後半はわかれてた気がするなあ

それは体売ろうとしたあたりからして察してって感じじゃない?

ひなの第一の目的は弟を守ることじゃないの?

そんな感じです

誰か干渉はしてくるはずですよね

家貸したの大丈夫なんか?とはなる

た→てる

ひなと三年間雨降り続けるを天秤には元からかけようとしてないのでは?

映像の力で戦うべき所を語る必要は無い、って判断じゃないかな

こんにちは 天気の子見てきました

そう言うシーンなかったから主人公はひな選択できたんじゃないかな

天秤にかけなかったらラストの「それでも君を選んだ」って台詞が出てこなくない?

それはさっき読み上げてましたよ

世界とヒロインを天秤に掛けさせられるセカイ系の山場が無理やり挿入されたように感じました

大丈夫!が結局後付けというか

東京、というか世界、なんだかんだ順応するので「オマエの選択なんか屁でもない」というか、少年少女の決断は世界に引っ張られるべきでない、と感じました

選択がその後に伴う責任から切り離されている?

人柱系の話はわりと定番だし、安直にぶち込まれただけなのかなあと思ってしまう

16歳の帆高にとっては彼の手が届く範囲が彼にとっての世界なんじゃないかと思いました

東京に出てきて世界が広がって、警察に補導されかけ大人(ネカフェ店員)につらく当たられ、そんな中で初めて受けた優しさは陽菜の物だった。だから陽菜>世界だ

3年という月日、大抵の禍根を解決してしまうので強い

前作と違ってビルの屋上という神秘性の感じない場所だったから奇跡が起こることに違和感を感じました

子供の視点じゃなかったら警察(銃)とかヒロインは独立の事象だったハズ、未熟なせいですべてがごちゃ混ぜで事象の整理が出来ていない

若者は、高齢者の声なんて気にせず選択すりゃいい(という冗談)

作家のエゴは大事にしてほしいよね

これからどんどん、エゴの話増えますかね

銃は、帆高が出てきた東京という街・社会が敵であることの象徴なだけでは?

銃は力の象徴でしかないと思う(銃がなければヒナと対等の主人公になれない)

その点、社会はずっとハレの天気しか見向きしてなかったですね

ヒナがいないときにしか主人公は銃を持っていないので

陽菜が居れば銃もいらない、という視点はあるかも

陽菜のファンタジーパワーの対比で主人公の拳銃か

警察が少しでも雨に気を向ける→穂高の気持ちへ理解、だとしたら、社会は晴れにしか向いていない→穂高の孤立?

少年が銃の引き金を引くことの意味について考えてる

実は主人公が100%の雨男でヒロインとラブラブになって天気に調和がとれてめでたしと想像していたら全然違う話で驚きました

陽菜が最後まで自分の年齢を明かさなかったのは、暗い視点で見れば消える直前になって初めて凪を託せる「味方」と認識したのかも

偶然にも拾った銃を発砲、3年という禊がギリギリ許してくれる若気の至り?

銃、ヒロインをモノにしたいという危険性を含めたリビドー?終盤でまた拾うのは、主人公のエゴの再確認?

年齢が分かったのは、警察がぽろっと言っちゃったからで、託す託さないのヒナの意思は介在するのかな?

ホテルのシーン、すげえ破滅的だったし、陽菜が消えたのも諦めみたいなところがあったのかな

発砲は2回でセットだと思う。

自分のために売った最初とヒナのために撃った最後

撃った相手の方が重要。初回は初めから敵だった相手、2回目は元々味方だった人

須賀さんは、陽菜を諦めた未来の帆高。

須賀は家出して初めて直面した社会の厳しさでもある

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凪先輩さすがですわ

あービール奢らされたシーン

穂高は、取り戻せるから取り戻そうとしたのであって、決定的な死別である須賀さんとの対比にはなるかな?

ビール1000円

元々は須賀さんが穂高に立ちはだかる社会の象徴というか壁になる予定だったとかどっかで聞いた

帆高

劇場予告を見た印象だと銃を突き付けてくる大人なのかと思いました

ラブホ・バニラ・ネト喫難民

こんばんは

チキンラーメンとのり塩ポテチ

コンビニケーキもあった

映画ではおいしさ10倍で表現してるだけだぞ

大橋実

親がいたころは、そこそこだったのかな 逃げ恥歌うあたりドラマもみてたんだろうし

真の貧困層って一人も出てきてないよな

遺産かな?

プロテクターとかばっちりそろえてたし貧困ではないような あれ女の子からのプレゼントかな

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まさかあの二人を出してくるとはな

wwww

どれでもいいよ

だれ?

https://www.animatetimes.com/news/details.php?id=1530845483

https://shikioriori.jp/

みてない

なるほどどうでもいい情報ありがとう

先ほど見てきました。君の名はは親と子の対立を描いていましたが、今作は親は一切登場しませんでしたね

「エンピツ戦記」に大橋さんの料理作画(イラスト)がのってますね

天気の子 作画監督前作と違っていて割と顔に修正をあまりのせない人なのかなと思いました

友達も一人も登場しない

なぜか途中から、時をかける少女を見てるような感覚に見舞われました

親子の対立というより、できなかった大人とやろうとする子供の対比だと思う

ファンタジックでヒロイックですね

銃の存在だけは思い返してみると異質すぎる

ポプテピピック

あ、ヒロイックってヒロイン的だと思ってました スミマセン誤用です

陽菜は学校行ってない感じあったから出てこないのでは

昔の新海っぽいって意見をよく聞きますが、それは具体的にどういうことでしょう

能力を失ったラストのヒナが、それでも祈ってたのは何にだと思いますか?

これはつながりの話だと思いますか

ガチガチのハッピーエンドだと思ったんですけど

ジブリだったらヒナも救えて天気も良くなってばんざーいだった

今作、私は音楽と映像のシンクロがいまいちに感じましたがいかがでしたか?

昔の新海なら最後穂高が東京行くシーンはなかったと思う

グランドエスケープにそれっぽい歌詞があります

晴れにしようと祈る行為は帆高とのつながりでもある

祈りに意味が無いのは祈らない理由にはならない?

人が晴れを願うのには特に意味はないって感じですかね。

ヒナの善性は変わらないってことかな

島じゃ帆高の東京珍旅は武勇伝みたいになってたし

二人の再会シーンが道ですれ違うだけじゃ味気ないからまぁいのらせとけ~みたいな

三年後の島のシーンでコミュニティの規模の違いが露骨に出ていたように思える

東京水没、いい面ってあったのかな 水不足とか、観光地とか

wakotu

天気の子ネタバレと聞いて

「気に病む必要は無いと言えば良いのか」⇒「僕らはこの今を選んだ」の流れは覚悟決まったのかな

大人や世界は「子供に世界なんか変えられない」と決め付けたがったのかなと

子供が世界を変えられないというより、子供は勝手に世界を見つけ出すんだなって思ってた

ひなは全てを変えてでも会いたかった人なのに、保護観察一つで三年間会いにいかないのはどうなのだろう

保護観察の遵守条項に旅行についての規定がある。事前許可必要かつ行動筒抜けなので、そも許可が下りなさそう。

大人が観ると汚く見える世界でも、子供は勝手に楽しむし、素晴らしいものを見つけ出す

そして子供は自分の世界を作っていく

二人どうやって戻ってきたんだっけ?

卒業式の様子とか

保護観察だから移動禁止とかあるやろ

それにヒナたちも結局のところ施設に入ったはずだし

合えたかは微妙

大人や社会に抗おうとするあの強さや勢いがまるでなくなったのに違和感だった

全力を出し切ったんだ3年間賢者タイムだったんだよ、わかるだろ

陽菜取り戻すシーン『未来のミライ』っぽかった

あれは彼岸の比喩だから何とも言えんわ

あの三年間の先で帆高と陽菜が上手くやっていけるようには思えない

「非行に結び付くおそれのある特定の行動をしてはならない」というのがあるので、多分事件関係者との接触自体が制限かかる

まるでなくなったというか

少年から青年になったんだなって

バーにラバーニラ で ふきそうになりましたが

須賀さんが会社大きくしてて草生える

バーニラバニラバーニラ求人

帆高くん16歳の高校生を自称する中学生かと思うくらい小さいので、余計に幼い感じがあった

あの3年間のバッファは『秒速』の「コスモナウト」の発展系っぽさ

今そんなの書いたら裏切られたと感じる人9割だぞ

ヒナちゃんが消えて戻ってきたことについて大人たちはどう折り合いをつけたんだろう

メインの二人は幼いってのを意識はしてたわな

君の名は。でその辺の三年間の空虚、みたいなタメはノイズと思ったんじゃないかな

悟空じゃない野沢初めて聞いた

絶対勝ち確演出なわけだし

島でひなのビデオを通販で買ってみてた

占い師と神社の人と立花さんを1つのキャラにまとめれなかったのかなと思いました

別に分かれたのは別れたでそれでええとオムで

思うで

それを経験して成長するんやなって

そもそも、新海作品なんて別れと成長の物語だし

前作主人公たちは、雨だの晴れだのっていうのは達観してたのが良かった

三年間東京にいた陽菜と島にいた帆高の経験の違いと溝

滝君はまぁ、純粋にイケメン野郎だから

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そもそもあんな店でバイトできる高校生がイケメンじゃないわけないだろ

ヒナちゃんが戻ってきたっていう客観的な描写ありましたっけ?帆高の主観以外の

いやまとめたらおまえ誰やねん!神かよって人物になっちゃうから

帆高くんのキャラのバックは究極、島で見た天使の梯子に対する憧れ感情なのが新海誠的でしたね

占い師→神社→高齢者、と発言の含蓄ある説得力が高まってるのかな?

帆高のショタ性について

穂高君、島クサイ

というか洪水の経験

瀧は、作中で晴れたことは全然気にかけてなかった

須賀さんが「あの子に会いに行けよ」と言っていた

遺影に会いに行けよと捉えられなくもない

「連絡くらいしたら?」とも

個人的好みだったシーンはあれだな、東京タワーとスカイツリーが一緒に並んでるシーン

これからスポンサーとか口出してきて好きなもん書けなくなるんじゃないかな

ショタならナギ先輩がいるじゃないか

これからの新海はどんどん新海っぽさを高めるチキンレースしてほしい

人柱が戻ってきて雨降りっぱなしでその子は亡くなってましたとかないやろ

冒頭の船のシーンで主人公が雨に喜んでいたのがよくわからなかったです

おれは花火のシーンがよかったな

高校の制服着てたしいるやろ、ひなちゃん

そういえば青空とか、夏のいいところがよく描けてた

気になった主はもう一回見に行こう

インタビューで帆高の背景は意図的に描いてないし既に走り出してしまってとまらないキャラクターを描きたいと言ってた

中盤か終盤だった気がするぞ、スカイツリーと東京タワー

インタビューには東京が変わってしまう前の姿を描きたかったって書いてたな

凪先輩三年後の細身ルック、いいよね…育成成功…

言の葉の庭の音楽めちゃ良かったからそういう方向性でやってみてほしい

ネトフリのドラマ、火花でもやってましたね

花火の中を通るカメラは、オリンピックの開会式か何かで元ネタあったような

ところで「ライ麦畑で捕まえて」って触れました?

社会や大人に対して斜に構えた少年が放浪する話ですね その時の帆高くんに共鳴するものがある本だと思います

ある種、帆高が「ライ麦畑のつかまえ役」になる話なので是非読んでみて欲しい

新国立競技場が完成していてシネマサンシャインがまだ残っている世界線

金かかってんな~~が冒頭3分の感想

途中参戦だったので、冒頭の語りから聞いてきます

終了〜

· 5 min read

まず最初に言わせてほしい。打ち上げ花火の中を飛んでいくカメラワークは『クリオネの灯り』OPでしょ。

スタッフ的にだいたいわかってたことだけど、作画はやっぱり『君の名は。』には及ばない。でもそれはアベレージの話であって、終盤の見せ場のシーンはちゃんと魅せていたと思う。陽菜を連れて落下するシーンは素晴らしかった。絵柄は全体的に緩く崩し顔もあったのは新しかった。序盤の展開が緩めだったのに合わせているのだと思う。

音楽は特に言うことはなかった。

背景もそこそこだったけど、2つ流れるEDの1つめは東京の町並みがシルエットで表現されていて面白かった。「細かく描き込まれた背景をぼかすと気持ちいい」という新海誠の発言は有名だが、それを突き詰めてついにシルエットにしてしまったという意味では笑えた。これは東京の町並みをひたすら美しく描いていって最後に全部水没させるという破滅の演出の一環だ。

『君の名は。』のキャラが出てきたのも面白かった。瀧と三葉はもちろんわかったが、他の3人はわからなかった。

食べ物の演出が面白かった。初めて陽菜の家に行く時、帆高が持参したのはポテチとインスタント麺。それを陽菜が見事に美味しい料理にアレンジした。これは帆高のセンスのなさや陽菜の生活力の高さを示す演出だ。これと対になるのはホテルで最後の晩餐を楽しむシーンだ。破滅が待ち受けていることを薄々理解しつつ、それを頭から追いやるためにはしゃいでいるシーンは見ていて辛かった。ここで3人が食べるのはインスタント食品だ。手間をかけた料理ではなくパッと食べられてそれなりの味がする食品を楽しまざるを得ないのが一層悲しい。

ストーリーの起伏の付け方が面白かった。帆高が仕事を見つけたり、晴れ女稼業が始まったり、何かを初めて軌道に乗って安定するまでの流れはスムーズに描かれるのだが、そこから少し安定飛行したかと思うとすぐ綻びが始まり、破滅に向かっていく過程になんども見せ場を作ってじっくりと見せていく。観客に安心感を与えない厳しい構成だと思う。新海誠のくせに幸せが手に入らないことじゃなくて手に入れた幸せを失いたくないという感情をキャラクターの動機にしているのは面白かった。

凪くんは極上。あと本田翼めちゃくちゃ良かったじゃん。

· 6 min read

とんでもねえ作品を見てしまったと思った。新海誠という男に恐怖した。

「好きな女の子を取り返したのと引き換えに東京は3年間雨が降り続いて水没した」というとんでもない展開、つまり僕と君との関係が圧倒的に社会を凌駕してしまう展開をこともなげにやってのける新海誠という男が本当に怖い。

もちろんこれは『君の名は。』で田舎を水没させたことへのアンサーだ。いや、アンサーになっているのかはよくわからない。「田舎なら水没させていいと思っているのか?」という問いに対して「だったら都会も水没だあ!」とやるのは狂気だと思う。彼のロジックというのは「どうせ大昔は海だったんだし、そもそも自然の摂理には逆らえないんだから街が水没したくらいのことでゴチャゴチャ言うな」だ。わからなくもないが、やっぱり何らかの事情で住処を追われた人がこれを見たら怒るとは思う。

幸せに青春を満喫していた帆高たちを追い詰めるのは社会と自然だ。社会=警察は帆高を捕まえようとするし、自然=天は陽菜を人柱として奪い去ろうとする。これも『君の名は。』に似ている。社会は町長である父親だったし、自然は彗星だった。ただ、『君の名は。』では三葉が父親と対話することで社会を動かしたが、よく考えるとこれは結局父と娘のパーソナルな対話でしかなく、実際に社会と対話しようとしていた勅使河原や早耶香のもくろみは失敗している。この社会とのディスコミュニケーションは『天気の子』では更に推し進められている。帆高と警察の間に交わされる対話は暴力であり銃口だ。

銃がこの物語に必要だったか考えてみると、実際のところ要らない。警察が帆高を追う理由付けは家出少年というだけで十分だ。そこに敢えて銃という小道具を取り入れたのは帆高と社会、もっと言えば人と人の対立を強調したかったのではないか。

大詰めのシーン、帆高は片手に手錠をかけられるが、そのまま神社に飛び込んで陽菜を救いに行く。そこで帆高は「ずっと雨でもいいから陽菜を返してほしい」と願う。この願いが社会に巨大なダメージを与えたのは前述のとおりだが、警察はこのやりとりを一切知らない。当たり前のことだが警察は帆高・陽菜と天の間で起きていることを何も知らない。知らないまま暴力で帆高を従わせようとする展開は見ていて心が痛かった。しかしその埋め合わせとして警察が帆高と天の事情を知って納得するというような生ぬるいシーンはない。警察は天に比べれば無力な存在なので天の事情など知る由もない。これは「100年も観測してないのに観測史上最大がなんだ、この天井画は800年だぞ!」というセリフに見て取れる。手錠は全てを見ていて知っているのだが、警察の人間は誰一人知らない。その対比に気づいてわずかながら溜飲が下がった。

社会に希望はないけど「僕」は「君」を愛しているので大丈夫!というストロングゼロみたいな価値観を純度高くやってのけた作品、というのが僕のイメージだ。

· 3 min read

迫力のあるアクションの乱打が気持ちよかったが、流石に終盤はありがたみが薄れた。リオが復活するシーンの作画が良かった。CGによるローポリ表現?とトリガーでよく見る線の少ないエフェクトがよく馴染んでいた。湖のシーンは幽玄な背景の中に強い夕日を光源として置き、キャラクターの陰影のコントラストを大きくし、複雑なカメラワークも絡めて緊張感が生まれていた。

堺雅人の声の演技が素晴らしかった。冷静さから胡散臭さに、胡散臭さから敵対に、そして内面的葛藤を含んだ激情へと複雑に変化するクレイの感情を見事に表現していた。

ストーリーはそれほど良くはない。ガロもクレイも現在の思想に至った理由がよくわからなかったし、突然死んだ博士の残留思念が現れてバーニッシュとは〜プロメアとは〜みたいな説明して解決するのは中島かずき作品らしからぬ雑さだった。パンフレットを読むと今石洋之は「とにかくアクション映画を作りたかった」と言っていて、中島かずきは「少年と炎生命体の出会い」「ジュブナイル」という初期案が「(今石には)しっくり来なかったみたい」と言っている。2時間アクションで埋めるのが優先だったのだろう。それはそれで成功していると思うが、初期案も見てみたかった。

音楽の面では澤野ミュージックが満載だったが、アクションがあまりに多いので後半はどれも同じような曲に聞こえてしまった。一方で主題歌を本編中に流して変化をつける試みは良かった。

· 10 min read

大宮駅東口は堀尾コウと松樹凛の同人サークルだ。

明日のコミティア128(東京ビッグサイト青海展示棟)。
サークルは【G15b 大宮駅東口】まつきりんくん(@45g_moo ) と怪談本を出します。1部500円です。#COMITIA128 #コミティア128 pic.twitter.com/7uSb7DpNd9

— Jʕ•͓͡•ʔJ (@JJ8423) May 11, 2019

明日のコミティア128(会場:なんかいつもと違うとこ)でJJくん(@JJ8423 )と怪談本を出します。短編23本が入っております。スペースG15bの「大宮駅東口」でお待ちしてますので、是非遊びに来てください。#コミティア128 pic.twitter.com/2T5HNzrfi8

— まつきりん (@45g_moo) May 11, 2019

彼らがコミティア129で発表した短編集『声のない囁き』を読んだ。短編の怪談が多く収録されている。なかでも堀尾コウの『事故物件』と松樹凛の『毎秒一八六、〇〇〇の幽霊』が素晴らしかった。

『事故物件』(堀尾コウ)

『事故物件』は「Nさん」の体験談を「私」が取材しているという体裁で始まる。事故物件に住み始めたNさんはささいな異変をきっかけに霊に怯えるようになり、前の住人のことを調べ始めた。すると前の住人もさらに前の住人がどうやって死んだのかに怯える中で精神を病んだことがわかる。やがてNさんも精神に異常を来し、私は取材をやめる。

この物語で見事なのはごく短いなかに「無限」の恐ろしさを描き出したことだ。それはあわせ鏡のように、数学的帰納法のように、あるいは階段の手すりから身を乗り出して下を眺めたときのように、そして毎日歩く道にある決して中が見えない側溝の穴のように、すぐそばにあるが決して見通せないものの恐ろしさだ。Nさんが前の住人のことを調べるように、前の住人もその前の住人のことを調べる。無限の連鎖の終わりの見えない恐ろしさと対比して一つひとつの鎖は単純で、居酒屋の店主が世間話のようにあっさりと語ってくれる。単純な鎖がつながって死の連鎖になる話と考えると、この物語がNさんの取材という体裁を取っている、すなわちNさんの一人称ではなく私とNさんのつながりで書かれているのも不気味な雰囲気を帯び始める。自分がいつ誰からバトンを受け取るかわからないし、「私」も無事でいられるかどうか心配になってくる。

主題ではないが、「いまどきの賃貸アパートの住人ですからね。過去の隣人の事なんて覚えている人はいませんでした」というのは現代の都市生活の冷たさを描いているようでいて、実際にはNさんを守る結果になっているのは面白い。Nさんを狂わせたきっかけはアパートの「向かい」に立つ居酒屋の店主だ。僕も都市で暮らしているが、都市の希薄な人間関係でいろいろなことを知らずに済んでいるのかもしれない。

最後にNさんが狂ったことを表す描写として「頭にアルミホイルを巻いている」というのはかなり強い毒が効いている。統合失調症の患者が幻聴の原因を電波と考えてアルミホイルを被ることがある。怪異の物語と思いきや本物の怪異は無限の彼方に隠れたままで、描写されるのは具体的な病気というのは軽妙な肩透かしであって、かつ肌感覚の伴った怖さを生み出している。

『毎秒一八六、〇〇〇の幽霊』(松樹凛)

『毎秒一八六、〇〇〇の幽霊』は怪異の中に青春小説のような爽やかさを含んだ作品だ。人によっては百合というかもしれない。99%が空気と同じ幽霊が増え続け、少しずつ空気を薄くしながら真綿のように世界を締め付けていく。その中で自らの「役割」を見失った不登校の少女が、毎日プリントを届けに来てくれた同級生の少女のことを理解するという物語だ。

この作品のテーマは「役」だ。不登校の美玖は何の役割も持たない存在であり、それはほぼ空気の幽霊やほぼ水のクラゲと同じだ。そんな美玖と、なぜか毎日のようにプリントを届けてくれる加藤さんの会話が2回ある。最初の会話では加藤さんが無理して話題を振り、美玖がそれを冷たくあしらう。その会話の後、美玖が何の「役」割もない在り方に恐怖を感じつつあることが明かされる。2回目の会話では美玖が「クラス演劇には自分の役はあるのか」と質問する。加藤さんは呆れた顔をし、その後責めるような、裏切られたような口調で「出たいの?」と問い返した。一読すると加藤さんは「不登校のくせに演劇に出ようなんて図々しい」と思っているのだと思わされてしまうのだが、そうではない。加藤さんは「役」から逃れたくて、「役」のない美玖のところに通っていた。だから裏切られたように感じ、劇の練習中に泣き出して学校に来なくなってしまった。それを聞いた美玖は自分と加藤さんが理解し合えることに気づく。加藤さんサイドのことを語りすぎずひねくれた美玖の視点に限定しているのがドラマティックだ。

本筋以外の細かい描写もいい。物語が冬の夕暮れから始まるのは緩やかな世界の終わりを感じさせるし、ラストシーンで空の星が見えなくても「車のライトの列が天の川みたいに煌めいている」というのは希望を感じさせる。加藤さんから渡された宿題が「食塩水の問題」なのもいい。世界の空気が幽霊によってどんどん薄まっていくことを示唆している。美玖がごみ捨てに行って猫の幽霊と出会うシーンは意図が掴めなかった。幽霊も「何か」であって存在しているということを印象づけるシーンだろうか。

小説はあまり読まないので難しかった。全てが書かれているという意味ではわかりやすいのだが、文字で記された概念を操作する経験が足りていない。いろいろな人と感想を語り合ってみたい。

· 14 min read

素晴らしかった。以下ネタバレあり。記憶で書くので間違いがあるかもしれない。
監督インタビューでも述べられているが、この作品で最も重要なメッセージは「想像力の大切さ」だ。そしてそれを表現するために、想像力を欠いた世界である「カグヤ星」と想像力に満ち溢れた「ウサギ王国」が対比される。

カグヤ星は進んだ科学技術力を持っていたが、強力な兵器を使った余波で国に隕石が降り注ぎ、光と自然を失った。その後はAI兵器「ディアボロ」が星を乗っ取り人間を支配していた。セリフで説明されただけなので説得力はいまひとつだが、人々の想像力の欠如がそのようなAI兵器の誕生を許してしまったとされている。

ウサギ王国はのび太たちが自らの想像力のままに作り上げた世界だ。「ピッカリゴケ」と「どこでもじゃぐち」によって光と水が供給されている。つまりAIであるドラえもんやひみつ道具(科学技術)はのび太の想像力の具現化のために用いられ、生命を育んでいる。また、自由な想像が必ずしも良いものばかりを産み出すわけではないことが、ウサギ怪獣の出現によって指摘されているのも興味深い。

序盤、のび太たちがウサギ王国で歓待を受けるシーンは挿入歌を使って楽しく「想像力」豊かなアニメーションで描かれている。フィクションの物語をアニメーションで描くということはすでに「想像力」のなせるわざである。のび太たちが想像力を発揮してウサギ王国を創造したことは、アニメスタッフが想像力を発揮してウサギ王国を描くことと対応するし、だからこそこのアニメの(特に序盤の)作画の良さは、そのままこのアニメのメッセージである「想像力の大切さ」を補強する。ドラえもんがディアボロに向かって「想像力は未来だ!」と叫ぶシーンは、このアニメの関わった全てのスタッフからメッセージでもあるのだと思う。

終盤のカグヤ星での戦いでのび太たちは一度窮地に陥るが、そこにウサギ王国のムービットたちがなだれ込んできてカグヤ星の兵士たちを叩きのめすシーンは痛快だ。それはウサギ王国とカグヤ星の戦いであり、想像力によって生み出されたムービットと想像力の欠如によって生み出されたAI兵器たちとの戦いであり、楽しく誇張の効いた動きと不気味なデザインの戦いでもある。「想像力」とキャラクターに言わせるのは容易いが、それが脚本と作画の複数のレイヤーで表現されて説得力を持って伝わってきた。

脚本の技術的な問題は多く、同行者はそれが気になったようだ。「おやつ」がなんなのかイマイチ伝わらない、ノビットが何でもあべこべにしてしまうキャラクターであるということが視聴中はわからなかった、異説バッジの役割がどんどん複雑になる、ディアボロの正体バラシが唐突、特に理由もなく「生命は有限だから素晴らしい」と言い出す(GRIDMANかよ)など。これはおそらく尺の問題だ。キッズ向けで2時間は長いので、もっといろいろなシーンを入れたかったがしょうがなく2時間ということなのだろう。

また、ドラえもんのお約束とは言えのび太やノビットが理不尽にバカにされるシーンやジャイアンが暴力を振るうシーンはあまり好きではなかった。

以下雑感

  • 銀髪ケモ耳半ズボン美少年ショタ…銀髪ケモ耳半ズボン美少年ショタ!!正直これで2億点
  • 音楽はまあまあ。良かったり悪かったりで全体的にうるさい
  • ゲスト声優はディアボロ以外みんな下手
  • ルカ役皆川純子は結構いい。低めの苦しそうな少年声を出す人だが、神秘的なルカに合っていた。
  • アル役大谷育江はとてもいい。声のパワーだけで天真爛漫さと得体の知れなさを表現できる人だ
  • ワープ航法やらデススターやら甲冑の中ボスやら、スター・ウォーズ意識か?
  • ウサギ王国創造シーンではコケをちょっと撒くだけで辺りに光が満ちてて完全に聖書の「光あれ」だった。他にも水を無限湧きさせたり粘土をこねて生命を作ったりしているがこれはもはや天地創造であり、ドラえもんの力が神の領域に踏み込んでいることの表現にもなっている(なお生命を作れるのは神と人間だけ…というポケモン映画の予告を思い出して笑っていた)。その力をいつものび太の無邪気な願望の実現のために使わせる『ドラえもん』はそもそも「想像力」を強く信じた作品であり、本作がそこにフォーカスしたのは必然的というか王道なのかなと思った。
  • のび太がルカと初めて会うシーン、すすきのなびきやのび太の細かく分かれた髪など美麗
  • ウサギ王国の娯楽が人間世界とほとんど変わらなかったけどこれもリアルな「想像力」って感じ
  • のび太とルカが2人並んでスペースカートの下に入ってバッテリー交換をするシーンエッッロ
  • 月面レースがカグヤ星に見つかるきっかけだったので、これのび太たち月面に行かなければエスパルたちは平和に暮らし続けられたんじゃない?って思ったけど、そもそもアルが月面を出歩いて月面探査車に見つかったりルカがのび太を月面で救ったりしなければ…とも言える。エスパルたちが隠遁生活に飽きてた(あの時点ですでに力を捨てて普通の限りある生命として生きたがっていたことは、ルカがドラえもんに異説バッジの効果を詳しく質問することから推測できる)からどのみち時間の問題だったのかな。レギュラーキャラとゲストキャラが絡むタイプの劇場アニメでレギュラーキャラが余計なことをしなければゲストキャラは平穏な生活を続けられていたのでは?というマッチポンプ問題はよくある。この問題はレギュラーキャラがゲストキャラと絡むことはレギュラーキャラの意志とは関係なく必然であったと説明できれば回避できる。
  • 月から帰って気球でもう一度行く展開は冗長だったので「これは誰かが気球で月に行く絵を描きたかったんだな」と思ったらパンフレットで監督が早速白状してて笑った
  • スネ夫の「前髪が決まらなくて」は最高。ベストセリフ賞。橋で悩んでいるのもいいよね。橋は境界の暗喩なので、どっちにしようか迷う気持ちを表すのに向いている。水面に月が映っているのもいい
  • パンフレットのクレジットには原画も作画監督も載っていない。ひどい
  • ルカを鎖で拘束して連れてくるシーンで性的に興奮した
  • エスパルたちからエーテルを吸い出すシーンでルカくんの凝った緊縛が見られるかと思ったら普通の培養液的アレでがっかりした。なお緊縛ノルマはルナでクリア(違うだろ!!)
  • ドラえもんが最初の二匹のムービットを「アダムとイブ」と呼んでいてもしやと思ったら案の定ムービットがすごい勢いで繁殖してて笑った。ということは成長する体になったエスパルたちもそういうことですね。1000歳越えている割にエスパルたちの言動が幼いという指摘もあろうが、生殖可能年齢の前で成長が止まっているというのは大きいのではないか。参考として『精霊の守り人』(上橋菜穂子)では11歳の男の子はまだ生殖能力にエネルギーを割いていないから(モンスターが卵を産み付けるのに)最高という設定があった。
  • ゴダール夫妻が残した宝石にコケが2かけらついていたのが細かいけどいい
  • 別れのシーンは感動的だったのかも知れないけど異説バッジの効力について理解が追いつかずよくわからなかった
  • 「有限の生命」を賛美する風潮はなぜかアニメによくある。『天元突破グレンラガン』もそうだったが、グレンラガンは螺旋=DNAにフォーカスすることで有限と無限と言うよりはむしろ「世代交代によって変化する存在」と「変化を拒んだ存在」を対比していた。それを本作にも適用すれば、ディアボロは1000年もの間(実際の期間は定かではないが)単一の存在が支配を続けていたためにカグヤ星を復活させることができなかったと言える。描かれはしなかったがウサギ王国には健全に代表者を交代させる制度があって国としての新陳代謝がきちんと行われていたが故に繁栄しているのだろう。

· 4 min read

グラップラー俺達
神ノ裂先生が参加しているとのことだったので買ってきた。全部面白かった。作者名敬称略。
既刊もあるだけ買ってきたので元気があったら感想書くかも。

『キャット驚く猫アイドル』(神ノ裂

>RT 俺もこれに出てます。ショタとかBLとかじゃないのでお気を付けを。メスケモアイドルの日常漫画を6pと表紙描いてます。表紙と漫画はこんな感じです。 pic.twitter.com/zeqiZX9JTi

— 神ノ裂@仕事募集中 (@kaminosaki1) 2019年1月24日

短編の尺にキャラクターの魅力を詰め込んでいる。「氷結」という生々しいワードや嘘泣きの顔で人を惑わして楽しむ猫又柚子はまさしく「猫又」だ。しっかりものに見えて抜けている愛実の空回りも楽しい。

『めざせアイドル!アイドルパーツバラバラ』(なまえをいれてください
タイトルは『アイドルタイムプリパラ』のパロディか(金剛力士像とか出てくるし)。1コマ目から何でもアリ系の世界観を提示してくるにもかかわらず、予想を超えるギャグの連打にひたすら斜め上からのツッコミで飽きない。美麗な顔から不気味なクリーチャー、極度にデフォルメされた鉛筆までもが一つの世界観、さらに言えば一つのコマに収まっているのが絵として面白いし、相当な技量も感じさせる。

『何喰ったってアイドル』(

コミティアのやつこんな漫画です pic.twitter.com/daw7ppHtbm

— 端🐕コミティアな29a (@syakekonbu1) 2019年2月10日

黒ベタやタッチ線を多用した絵に迫力があり、ストーリーとも合っている。起承転結が明確、かつ同じシチュエーション・セリフを2度繰り返して内面的な差を際立たせる手法も用いられており、ショッキングな内容と構成の美しさのギャップから作者自身がナチュラルにヤバい人なのではないかと失礼な想像までしてしまった。

『握手会地獄編』(あろま
異様なファンに対応するというフォーマットを3度反復するというギャグの作法に則った作品。1人目から2人目、2人目から3人目へのフリも丁寧だし、各ファンもキャラが立っている。マネージャーが一旦困った顔をするテンポ感が実にいい。

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神ノ裂先生(@kaminosaki1)の種族事情シリーズが好きだという話を以前した

レギュラーキャラの雪ちゃんはユキヒョウをモデルにした獣人なので、ユキヒョウについて調べた。ユキヒョウの生態に関する信頼できる情報源は少なかったが、絶滅危惧動物百科(朝倉書店)に詳しい記述があった。また動物園の公式サイトの解説も参照した。

最初に宣言しておくが、動物を題材にしたマンガが動物の生態を完全に再現していなくてもいいと思う。この記事はあくまで僕の楽しみ方の紹介として読んで欲しい。

1.毛が長い

ユキヒョウは中央アジアの山岳地帯に分布する。このエリアは冬は雪に覆われる[1]。ユキヒョウの毛の量は季節によって変化し、冬は8cmに達する[1]。足の裏にも毛が生えており、冷気の遮断と雪の上での体重分散[1]・滑り止め[2]の役割を果たしている。

毛が長く季節によって生え変わるということから、ユキヒョウの獣人も毛の手入れには気を遣っていることが連想される。雪パパが美容師なのはそのイメージかもしれない。寒さ対策に特化した体なので暑さよりは寒さが得意そう。

漫画「髪型事情」 https://t.co/fUDL8vcrWB 人間が髪型でおしゃれするように、獣人たちは鱗や角を削り、豊富な体毛を生かしておしゃれするはず。他の種族も描きたいですね。 pic.twitter.com/wV6jzlq08T

— 神ノ裂@仕事募集中 (@kaminosaki1) 2018年11月21日

2.尻尾が太く長い

ユキヒョウの尻尾は太く長い(頭胴長1.2m〜1.5mに対して尾長90cm[1])。これは雪に覆われた山岳地帯でバランスを取るのに役立つ[2]。また休息中に体の外気に触れる場所を覆ったり、眠っているときに息が凍らないように鼻や口に被せるように巻いたり[1]と、自由自在にマフラーのような役割を果たす。

尻尾が太く長いことは雪ちゃんのコンプレックスとして描かれているが、実際はユキヒョウという種全体の特徴だ。とは言っても年頃の少年なので、比べなくてもいい他種族の獣人と比べてしまうのだろう。かわいい。

漫画「尻尾事情」 https://t.co/txY0HClrTA 俺が作り出した世界の獣人と人間の生活や意識的な違いが描ければいいなって思います。気が向いたら続きます。 pic.twitter.com/5kxcuMuSze

— 神ノ裂@仕事募集中 (@kaminosaki1) 2018年10月29日

ユキヒョウが単独行動する動物で(後述)尻尾は暖を取るために使うことを考えると、無意識に尻尾を春冬に巻きつけていたシーンは別の読み方もできて暖かい気持ちになる。実際暖かいだろうし。

漫画「尻尾事情3」  https://t.co/IRwvH62f2b 目は口程に物を言う。と言いますが、きっとこの世界では尻尾も同じように口ほどにものを言うでしょう。相手に這わせたりすればまたそれはとてもエッチですね。嗚呼。 pic.twitter.com/gdkPw4CGUg

— 神ノ裂@仕事募集中 (@kaminosaki1) 2019年1月8日

ユキヒョウが尻尾を口で噛む画像はググるとたくさん出てくるが、これも雪山での体温維持のための行動の名残のようだ。かわいい。

漫画「習性事情」 https://t.co/3ikPtdsiZ5 動物にはいろいろな習性があって、この世界の彼らにもその名残があるとかわいいですよね。家で飼っていた犬は俺の足の間を8の字に回り続ける習性がありました…習性じゃなくてなんて言うんでしょうねこれ、癖? pic.twitter.com/cWz90YVqOw

— 神ノ裂@仕事募集中 (@kaminosaki1) 2018年12月6日

3.交尾は冬

ユキヒョウは基本的に単独行動だ。意図的に痕跡を残して他個体と会わないようにしている[1]。例外は交尾と子育てだ。交尾は12月〜3月に行われ、すぐに別れる。メスは自分の毛を敷き詰めた巣を作り、約100日後に2〜3頭を産む。子はメスに育てられる。その期間は1年間[1]とも2年間[2]とも言われる。

ユキヒョウは自身の父親を知ることはない。だから前述の『習性事情』の「パパの膝の上」に乗れるのは獣人ならではだ。また、雪ちゃんの好きなものは「ママ」だ。

種族事情キャラ紹介 https://t.co/HkdBYdndCB  https://t.co/XjrKOKteJl 最近描いてる漫画「種族事情」のレギュラー6人の簡単な紹介です。自分の中でも描きながら設定を固めた節もあるのでなんか違っても多めに見てください。 pic.twitter.com/Elv5F2iWCM

— 神ノ裂@仕事募集中 (@kaminosaki1) 2018年12月27日

4.ジャンプ力が高い

6~15メートルの距離を一気に跳んで獲物を倒す[3]という。食物はヒツジ・シカ・ガゼル・マーモセット・ナキウサギ・地上性鳥類[1]だ。

岩山を自在に駆け回り獲物を捕らえる運動能力はバスケでも発揮されているのだろうか。バレー部にシカとウサギの獣人がいるけど優しい世界なのできっと仲良くしている。

習作「ゲームメイク」 #ショタ #ケモショタ #バスケ https://t.co/4xdw3DROMX pic.twitter.com/EeJVoRdVhB

— 神ノ裂@仕事募集中 (@kaminosaki1) 2018年8月24日

[1]自然環境研究センター(監訳) (2008). 絶滅危惧動物百科〈9〉バンデューラバルブス‐ポリネシアマイマイ類 朝倉書店
[2]札幌市円山動物園
[3]東山動植物園

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神ノ裂(かみのさき)先生(@kaminosaki1)はフリーランスイラストレーターであり、神である。なぜか。

1.ショタコン

神ノ裂先生はショタコンである。Pixivの自己紹介には「男の子が好きです」と書かれている。そしてPixivのイラストの直近100作のほとんどは男の子である。ここ2ヶ月ほど継続的に発表している『種族事情』シリーズもメインキャラは全て男の子であり、女性はほとんど登場しない。

2.絵が上手い

そりゃあもう抜群に上手い。

2.1.人体を描くのが上手い

ショタの魅力というのは発達の途上にあるみずみずしくアンバランスな肉体である。

#今年の4枚  2018年度版1次創作編 pic.twitter.com/ivunyKj4CT

— 神ノ裂@仕事募集中 (@kaminosaki1) 2018年12月30日

自由自在なポージングにパース、正確な骨格、美しいカーブを描く筋肉、その全てが協調して肉体的なエロチシズムにとどまらない少年の健康的な魅力を多角的に描き出している。

2.2.服を描くのが上手い

ショタはいつでも裸とは限らない。

習作「腕まくり」 #ショタ #バレーボール https://t.co/C88WIHMRaB pic.twitter.com/SlF3btwV7g

— 神ノ裂@仕事募集中 (@kaminosaki1) 2018年10月3日

服もまたショタの魅力を表現するアクセサリーである。どこにシワが寄り、どこが伸びるのかという情報を通して我々はショタの体格を服の上からでも知ることができる。また、どんな服をどのように着るかという情報もキャラクターの魅力を増す。

3.マンガが上手い

漫画「食事事情」 神ノ裂 https://t.co/AJo6UVpF86 食事の漫画です。食事ほど文化や種族間の差が出るものも少ないと思うので、もっと食べ物のネタ描きたいですね。 pic.twitter.com/tHteVlZ0yw

— 神ノ裂@仕事募集中 (@kaminosaki1) 2018年11月6日

無邪気な後輩と面倒見のいい先輩のほのぼのしたストーリーかと思わせる1ページ目(ただしストレッチで先輩を強く押しすぎる後輩の描写は今後の展開を暗示している)から、雲行きが怪しくなってきた2ページ目冒頭の先輩の表情が実にいい。激しいトゲトゲで囲まれたクエスチョンマークとのギャップも楽しい。椅子に座ったときの2人の身長差もしっかりと見せている。いきなり素人には理解不能な符丁で注文する後輩と衝撃を受ける先輩のコマは、次のコマとの落差によって後輩が自らの異常性を認識していない様子がシュールな笑いを誘う。3ページ目で同級生が体調を崩した話を「めちゃうけますよね」と表現する後輩は完全にブレーキが壊れたまま、浮くほど描き込まれた二郎ラーメンを平然と食べ始める。もやしの山が高すぎて先輩の顔が隠れているカットは最高のギャグだと思う。ページをまたいで4ページ目で後輩はしっかり汁完している。興奮冷めやらずに身振りを交えつつ妙に豊かな語彙でラーメンの味を表現する後輩だったが、最後のコマで衝撃の事実が明らかになるという見事なオチ。
構成やネタの挟み方も見事ながら、絵の魅力も十分に備えており、ショタがかわいい。

4.まとめ
絵が上手く、ストーリーをつけてマンガに仕上げる能力もあり、なによりもショタコンであることから神ノ裂先生は神だとわかる。神。

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西片(CV.梶裕貴)―『からかい上手の高木さん』
nishikata

ボンクラ。邪悪。いつまで経っても進歩しない。感情を持たない人形。「傘が大きめ」との言及あり。ティッシュ確認済み。

ベストエピソード:3話『傘』

石崎了(CV.田村睦心)―『キャプテン翼(2018)』
ryo

サッカーロボの翼も一人ではサッカーができない。石崎は1話から彼と一緒に戦い、抜群のコミュニケーション能力でサッカーしか見えていない翼とチームメンバーの関係を取り持ってきた。プレーでもガッツあふれる顔面ブロックで窮地を救う漢。風呂屋の息子。

ベストエピソード:26話『幻のゴール』

タニス(CV.杉山里穂)―『実験品家族 -クリーチャーズ・ファミリー・デイズ-』
tanis

5人兄弟の末っ子で11歳。アホ兄弟の社会不適合に苦労する不遇系ショタ。終盤は意中の女を17歳の兄に奪われるというハードな展開も(しかも解決しない)。やはりチャイニーズショタは趣向が違う。キャラクターデザインが素晴らしい一方で作画は安定しなかった。

ベストエピソード:10話『分裂』

サチオ(CV.村瀬迪与)―『メガロボクス』sachio

悪ガキだがこっそりと両親の写真を眺めるセンチメンタルなシーンもあって良い。不遇ショタ囲いたい。村瀬迪与は上手い。

ベストエピソード:7話『THE ROAD TO DEATH』

ハル(CV.花江夏樹)―『ラストピリオド -終わりなき螺旋の物語』
haru

かわいい。かわいすぎる。公式に14歳プッシュされているのもポイントが高い。2話と8話の裸の作画に尋常ならざるこだわりを感じる。ガジェルにオカズを(一方的に?)貸し出されている。ちょことの同居状態でどう使うのか。

ベストエピソード:8話『水着貝』

ウリケン(CV.小林ゆう)―『若おかみは小学生!』uriken

雑誌に載ったおっこに一目惚れして押しかけてきた剛の者。おっこの写真で自慰をしている最中に本人に突入された。最終的におっこに「今夜は泊まっていって」と誘われるまで進展している。劇場版で存在を消されていてカナシイ…カナシイ…

ベストエピソード:20話『ホントの気持ちと若おかみ!』

アル(CV.久野美咲)―『LOST SONG』al

リンと姉弟同然に育ち、純粋に仲がいいだけと思いきや実は恋愛感情もあった。ヘンリーにリンへの想いを語るシーンでは久野美咲ショタの演技力が光る。

ベストエピソード:11話『無響の歌』

黒井宗矢(CV.阿部敦)―『プラネット・ウィズ』soya

設定上は高校生なのに中学生に間違われる意味深なシーンがあり、実は中学生相当の年齢なのではと疑っていたら「シリウス人は成長期が遅い」というドエロ設定によって実質中学生と発覚した。育て方によって戦闘民族の血を抑えられるかという実験台にされているのもアツい。

ベストエピソード:5話『パラディンブレイク・1』

響裕太(CV.広瀬裕也)―『SSSS.GRIDMAN』
yuta

肝心なとこ侵略されてるゾ。キャラクターの年齢と学年の関係について、全員誕生日を過ぎている年齢にしてしまう作品が多い中で、高校1年生で15歳というのはアツい。一人暮らし15歳男子のアクロバティックオナニー。でも作中はずっとグリッドマンに憑依されていて本来の裕太のことはほとんど明かされていないの悲しい。ティッシュ確認済み。

ベストエピソード:5話『挑・発』

ユウ(CV.田村睦心)―『メルクストーリア -無気力少年と瓶の中の少女-』
yu

スマホゲームの主人公らしくあまり中身のない人格だが、見方を変えれば人の話をよく聞いて寄り添えるいい子。田村ボイスは棘がなくてこういうヒーリング系アニメに合う。これを書くために調べたら15歳らしくて目玉が飛び出た。

ベストエピソード:11話『飛べない天使と万祈の聖翼(後編)』

次点

  • ゾロメ(ダリフラ)
  • 新田瞬(キャプテン翼)
  • 大空翼(キャプテン翼)
  • 岬太郎(キャプテン翼)
  • 貴志・ケンゴ(ヒナまつり)
  • 小此木榛人(ひそまそ)
  • アンチ(グリッドマン)
  • 勝(からくりサーカス)
  • ユージオ(SAO)
  • エリアル(さよ朝)
  • シャオミン(陽だまりの朝食)
  • リモ(上海恋)
  • リク(ポケモンみんなの物語)