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『ジョゼと虎と魚たち』を見た

· 4 min read

歩けないジョゼと、メキシコ留学を目指す大学生恒夫が偶然であっていい仲になっていく話。あんまり楽しくなかった。男女の心の機微みたいな話に興味がない。

出会いは偶然なんだけど海が好きという共通点から仲が深まっていく。恒夫のバイト仲間に嫉妬したり祖母が死んだり恒夫が交通事故に遭ったり、頑張ってあれこれ事件を起こしてなんとか物語を前に進めている(こうやって列挙してみると本当につまらないな…)。そもそもジョゼってなんでそんなに海好きなんだっけ?

2人で海にいくところがよかったな。車椅子で公共交通機関を使って海に行くことの難しさが伝わってきたし、「虎」の存在が具体化されていた。海についても海水を舐めることすら難しく、這って海に向かっていくところは迫力があった。やっぱりアニメーションは絵で表現してナンボだと思う。

その後は身体の障碍が心まで縮こまらせてしまう話をしていて、そんなに興味のないテーマだし、絵や動きとして面白いわけでもなくて、退屈だった。

終わり方

恒夫が退院するときにジョゼが来ない話は蛇足だと思った。約束すっぽかして何してたんだ、散歩か?出会いのシーンのリフレインをやりたいにしても話の運びが下手だろ。

ジョゼの絵本読み聞かせか、あるいは恒夫がジョゼに退院時に来てほしいと頼むシーンで終わりでよかった。特に後者はジョゼが恒夫に要求してばかりだった序盤との対比になるので。

舞の性欲

すごいよね。初登場シーンからいきなり性欲を全く隠さない演出で、作中ずっと恒夫への性欲で行動してた。

花菜さん有能

読書友達で、絵本づくりのアドバイスをしてくれて、図書館の読み聞かせのセッティングもしてくれるとか有能すぎる。やっぱり持つべきものは公務員の友達だな〜。

演出

恒夫がリハビリで歩けたシーン、足映さないんですね。

音楽

ジョゼが海で泳ぐイメージのシーンの音楽、なんか音程悪くなかった?