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神ノ裂先生は神だという話

· 5 min read

神ノ裂(かみのさき)先生(@kaminosaki1)はフリーランスイラストレーターであり、神である。なぜか。

1.ショタコン

神ノ裂先生はショタコンである。Pixivの自己紹介には「男の子が好きです」と書かれている。そしてPixivのイラストの直近100作のほとんどは男の子である。ここ2ヶ月ほど継続的に発表している『種族事情』シリーズもメインキャラは全て男の子であり、女性はほとんど登場しない。

2.絵が上手い

そりゃあもう抜群に上手い。

2.1.人体を描くのが上手い

ショタの魅力というのは発達の途上にあるみずみずしくアンバランスな肉体である。

#今年の4枚  2018年度版1次創作編 pic.twitter.com/ivunyKj4CT

— 神ノ裂@仕事募集中 (@kaminosaki1) 2018年12月30日

自由自在なポージングにパース、正確な骨格、美しいカーブを描く筋肉、その全てが協調して肉体的なエロチシズムにとどまらない少年の健康的な魅力を多角的に描き出している。

2.2.服を描くのが上手い

ショタはいつでも裸とは限らない。

習作「腕まくり」 #ショタ #バレーボール https://t.co/C88WIHMRaB pic.twitter.com/SlF3btwV7g

— 神ノ裂@仕事募集中 (@kaminosaki1) 2018年10月3日

服もまたショタの魅力を表現するアクセサリーである。どこにシワが寄り、どこが伸びるのかという情報を通して我々はショタの体格を服の上からでも知ることができる。また、どんな服をどのように着るかという情報もキャラクターの魅力を増す。

3.マンガが上手い

漫画「食事事情」 神ノ裂 https://t.co/AJo6UVpF86 食事の漫画です。食事ほど文化や種族間の差が出るものも少ないと思うので、もっと食べ物のネタ描きたいですね。 pic.twitter.com/tHteVlZ0yw

— 神ノ裂@仕事募集中 (@kaminosaki1) 2018年11月6日

無邪気な後輩と面倒見のいい先輩のほのぼのしたストーリーかと思わせる1ページ目(ただしストレッチで先輩を強く押しすぎる後輩の描写は今後の展開を暗示している)から、雲行きが怪しくなってきた2ページ目冒頭の先輩の表情が実にいい。激しいトゲトゲで囲まれたクエスチョンマークとのギャップも楽しい。椅子に座ったときの2人の身長差もしっかりと見せている。いきなり素人には理解不能な符丁で注文する後輩と衝撃を受ける先輩のコマは、次のコマとの落差によって後輩が自らの異常性を認識していない様子がシュールな笑いを誘う。3ページ目で同級生が体調を崩した話を「めちゃうけますよね」と表現する後輩は完全にブレーキが壊れたまま、浮くほど描き込まれた二郎ラーメンを平然と食べ始める。もやしの山が高すぎて先輩の顔が隠れているカットは最高のギャグだと思う。ページをまたいで4ページ目で後輩はしっかり汁完している。興奮冷めやらずに身振りを交えつつ妙に豊かな語彙でラーメンの味を表現する後輩だったが、最後のコマで衝撃の事実が明らかになるという見事なオチ。
構成やネタの挟み方も見事ながら、絵の魅力も十分に備えており、ショタがかわいい。

4.まとめ
絵が上手く、ストーリーをつけてマンガに仕上げる能力もあり、なによりもショタコンであることから神ノ裂先生は神だとわかる。神。