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これより古い記事は旧ブログから移設してきたものです。

コメント機能と検索機能は暇があったらつけます。

· 8 min read

いいところも悪いところもあって楽しかった。

戦う動機が弱い

大人になったらデジモンと別れなければならないという設定が追加された。可能性の力が人間とデジモンの紐帯であるという理論づけなのだが、それ以上に、大人になって自分の道を見つけ始めると、現実的に四六時中デジモンと一緒にはいられないという実情がきちんと描かれていたのがよかった。

  • ただし、強めの設定を追加してしまったせいで02の及川さんの立場はどうなるんだろうと思ってしまった。及川さんめちゃ好きなんですよ…面倒くさいオタクなので…

メノアは選ばれし子どもたちに別れの辛さを経験させないために、自ら生み出したエオスモンの力で彼らを空想の世界に閉じ込めようとするが、太一とヤマトは「みんなを助ける」という目的でメノアとエオスモンを倒そうとする。

この太一とヤマトがどういうロジックを持っているかが一番大事なところで、かつ弱かった。前半では大人になろうという確固たる意思はなくむしろ悩んでいたし、戦いのさなかでも「こんなところにいていい訳がない」「明日に進むんだ」というような抽象的なことしか言えてなかったように思う。メノアは当然「私がやっていることこそが救済だ」と主張していて、それを否定するようなロジックを打ち出せていなかった。結局デジモンたちに「成長していく姿を見るのはワクワクする」とケツを叩かれてようやく覚悟完了する。やっぱりフワッとしてる…。

太一とヤマトはこの戦いに勝って子供であり続けることを否定するんだけど、その後の描写もイマイチ未来や成長への希望を感じさせない。アグモン・ガブモンとの別れのシーンでは太一はアグモンと初めて会ったときの話をするし、ヤマトはハーモニカを吹くし、つまり過去のことばっかり考えてるんだよね。さらに太一は明日何するのと聞かれてうまく答えられない。そこは「卒論のテーマ決めなきゃ」とか言わせておけば作品のテーマに合致するし前半の話も拾えたのではないか。

演出

  • 水滴
    • 窓ガラスの水滴の影がメノアの顔に落ちて涙を流しているように見える
    • 水滴が流れ落ちる中で2つに別れる(パートナーとの別れのメタファー)
  • 陰影
    • 全体的にコントラスト強め
    • 太一の部屋で夕日をバックにシルエットになるやつ
  • エオスモンは空間に壁を作ってものを分断するという攻撃方法をとるが、これはパートナーと引き裂かれる痛みの表現
    • メノアはまさに「身を裂かれるような痛み」みたいな言い方をしていた気がする

キャスティング

  • 全体的に成長した男子キャラに男性声優をちゃんと当てる方針が取られており、良い
    • 伊織きゅん♡
    • 光子郎さん…
  • 松岡茉優が要所要所でドヤ顔でヘボい英語を話すのは辛かった。

ヒカリの声優は荒木香恵からM・A・Oに変更になっているのだが、これがうまくはたらいたシーンがある。

エオスモンの世界では選ばれし子どもたちは幼くなってしまう(おそらくデジモンたちともっとも幸せに関わっていた年齢になっている)。彼らは太一のホイッスルで本当の年齢に戻るのだが、戻って最初に太一に声をかけてくるのがヒカリだ。そこではヒカリの声がM・A・Oであるという事実が、ヒカリの年齢がちゃんと戻っていることのなによりも強い表現になっている。

音楽

劇伴はそこそこ。ただし『brave heart』のクソダサアレンジ(イオンで流れてそうなサックスがメロディーを吹くやつ)はどうかと思う。

宮崎歩の『brave heart』の新録版はコレジャナイ感があった。AIMのED曲は最高。

作画

冒頭の戦闘はものすごい。その後も全編アベレージ高い。

ただし進化バンクはなぜかオリジナルよりも見劣りした印象。何が悪かったんだろう。あれデジモンを立体的に回すので結構難しいと思うんだけど、オリジナルが実はかなり丁寧に作られていたということかなあ。

小ネタ

  • 選ばれし子どもたちが解放されたあとのシーンで02夏映画『デジモンハリケーン上陸!!/超絶進化!!黄金のデジメンタル』のウォレスがテリアモンとロップモンと一緒にいるカットがあった。パートナーデジモンとの別れをテーマにしたこの映画に、同じくパートナーデジモンと引き裂かれてしまったウォレスを出しつつ、彼をロップモン(チョコモン)と再会させてしまうのはおかしいだろう。テーマが一貫していない。
    • 時系列的にウォレスが子供のままのはずがないので単なるサービスカットで深い意図はないと割り切るべきかもしれないが…
  • 強敵には新しい進化で勝つのがデジモンシリーズのお約束なので仕方ない面もあるのだが、最後の切り札として新しい曲に乗せて新しい進化形態(最近の潮流に乗って人間よりになっており、ダサい)が出てくるのは興ざめだった。
  • パンフレット買えなかったのでマイナス1兆点です。

· 3 min read

2021.10.3 改稿

現時点で全話数がNHKからインターネット配信されています。

この状況で不完全なリストを公開し続ける意味はないのでリストを削除しました。

スタッフツイッターリスト

  • 西川将貴
    • 本日 1月7日(火)18:45~ Eテレにて
      パラアスリートを題材としたアニメシリーズ「ブレーカーズ」が放送開始いたします
      車椅子バスケ編では監督+αで参加しています。
      パラスポーツやパラアスリートの方々について知るきっかけになってくだされば幸いです
      よろしくお願いいたします! pic.twitter.com/DiGpxf1MET

      — へむはい (@nishishimasa) January 6, 2020

  • 熊本浩武
    • 年明け1月7日(火)からEテレの天てれアニメ枠でスタートするパラスポーツを題材にしたアニメ『ブレーカーズ』の脚本を担当しております。
      東京2020向けてパラスポーツの魅力を知る意味でもご覧いただけるととても嬉しいです。#ブレーカーズ https://t.co/uVR3Im0aqo

      — 熊本浩武 (@kumamu818) December 15, 2019

  • とすがりん
  • ふゆの

備考

· 12 min read

荒城幸也(CV.福原かつみ)―『W’z』

中学3年生で14歳は誕生日前パターンでポイント高い。運命的な出自と能力に翻弄されながらも、彼自身の等身大の信念に基づいて戦い抜いた。恋愛・音楽・親子関係など様々な側面が丁寧に描かれキャラクターとして魅力的だった。

田中(CV.田中あいみ)―『上野さんは不器用』

ラブコメにありがちな無性欲キャラだけどここまで徹底してるとむしろ邪推しかできないんだよなあ。2019年自室でこっそりアクロバティックなオナニーしてそう賞。

ノーマン(CV.内田真礼)―『約束のネバーランド』

「ノーマン 種馬」でツイッター検索するとクソひどいツイートが大量にヒットしてめちゃくちゃ興奮した。知性派だけど体力不足なので力で押さえ込めば支配できそう。白い服に白い髪、清潔感、汚したい。

月ノ瀬直央(CV.小林裕介)―『星合の空』

とにかくちんちんがデカいのが素晴らしい。だって絶対デカいじゃん。セルフフェラしてそう。本人はあまり意識してないんだけど直央がいない場所で部員たちは

晋吾「デカいよな」

太洋「デ→カ↑い↑…」

って話をしてそう。いや、太洋が下ネタに加わるのはよっぽどのことだし、晋吾が他人のペニスがデカいと言い出すのもよっぽどのことです。直央のちんちんは世界を震撼させる。

テニスも家庭問題ももう終わりにして、合宿回やりましょうよ。合宿所の風呂が狭いからペアごと2人ずつ入ることにしたら、翌日の練習で明らかに距離感が変わってる回をやりましょう。 #星合の空 #星合の空徹底視聴闘争

— 栄西・the・博愛僧侶 (@min_nan_a_si) December 16, 2019

風呂で直央のブツを目の当たりにした太洋が、翌日の練習で激しく動き回る直央のズボンの下で激しく動き回る直央の直央が気になってしまう回はよかったね… #星合の空 #星合の空徹底視聴闘争

— 栄西・the・博愛僧侶 (@min_nan_a_si) December 16, 2019

ゴウ(CV.山下大輝)―『ポケットモンスター』

ポケモン、ついに本気の一手を打ちましたね。サトシが主人公としての地位を確立しているところにダブル主人公として参戦する心意気やよし。ポケモンのゲームには捕獲やバトルというシステムがあり、これは本当にクソなのだがアニメにも取り入れざるを得ない。そういうのをサトシに任せて、ゴウは自分らしくポケモンを愛する気持ちだけで進んでいってほしい。ベッドでうつ伏せで寝てたり、のぼり棒で発情してたり、膣内射精障害のリスクがある。女なんていらねえんだよ!!!でもコハルとの関係をほんのり意識する展開はそれはそれで美味しいですね…無限の可能性を長期シリーズで開花させてほしい。

ルカ(CV.皆川純子)―『ドラえもん のび太の月面探査記』

ちょっとね、これはやりすぎだと思います。過積載ですよ〜〜〜!!!!!

ドラえもん…銀髪半ズボン美少年ショタ…2億点!!!!!

— 栄西・the・博愛僧侶 (@min_nan_a_si) March 1, 2019

銀髪ケモ耳半ズボン美少年ショタ最高 #映画ドラ2019感想

『映画ドラえもん のび太の月面探査記』を見た#映画ドラえもん_のび太の月面探査記https://t.co/VNWc77AW0E

— 栄西・the・博愛僧侶 (@min_nan_a_si) March 1, 2019

ドロポ(CV.矢島晶子)―『バースデー・ワンダーランド』

2回目見た。前半寝てたので退屈ではなかった。王子のそばに矢島晶子ボイスのショタを置いておくとただならぬ関係に発展してエライことになるから気をつけましょうという話だった。ロンとかいう最重要キャラの描写が足りなすぎでは? #バースデー・ワンダーランド

— 栄西・the・博愛僧侶 (@min_nan_a_si) May 1, 2019

僕もCV.矢島晶子の小姓と特別な関係になりたい、そう思える映画でしたね #バースデー・ワンダーランド

— 栄西・the・博愛僧侶 (@min_nan_a_si) May 1, 2019

中村正嗣(CV.大地葉)―『空の青さを知る人よ』

これ絶対性欲でしょ〜〜〜〜って思ってたら案の定性欲だったし、友人の観測によると彼の自室のシーンで部屋にティッシュが2箱(デスクに1つ、座椅子の近くに1つ)あったらしく完全にド性欲。父親と2人ぐらしだしやりたい放題ですよ。

森嶋帆高(CV.醍醐虎汰朗)―『天気の子』

凪もいいんですが、やっぱり本当に「いい」のは帆高なんだよなあ。陽菜の脇ばっかり見てるんじゃあないよ。帆高の無防備なすねを見るんだよ。身長が低いのもいいよね。性欲シーンはジャブ程度だったけど彼はヤラれる方だからオッケーです。めちゃくちゃ喘がせたい。喘がせたくない?

雉子波祐介(CV.加藤清史郎)―『薄暮』

加藤清史郎の演技が圧巻。

薄暮、一言で言うなら加藤清史郎です。 #薄暮

— 栄西・the・博愛僧侶 (@min_nan_a_si) June 22, 2019

めちゃくちゃ上手い。人間が出すありとあらゆる音が極上だったし作品を通しての起伏も作れてた。 #薄暮

— 栄西・the・博愛僧侶 (@min_nan_a_si) June 22, 2019

次点

  • 成瀬壱佳(CV.古木のぞみ)―『パパだって、したい』

    • 父親がサイコパス大学生にレイプされている情景に背徳的な彩りを添えるために生み出された。あまりにも哀れ。
  • レイ(CV.伊瀬茉莉也)―『約束のネバーランド』

  • レスリー(CV.小林沙苗)―『約束のネバーランド』

    • あのね、この子はアツいですよね。もう出番なさそうだけど。内向的な男の子が音楽を通して自己表現するというのはアツいですね。顔もいいし。もう出番なさそうだけど。
  • 前神マコト(CV.石上静香)―『けだまのゴンじろー』

  • 矢逆一稀(CV.村瀬歩)―『さらざんまい』

  • 陣内燕太(CV.堀江瞬)―『さらざんまい』

  • 矢逆春河(CV.釘宮理恵)―『さらざんまい』

  • 雪白ヒロ(CV.田村睦心)―『川柳少女』

  • 高橋隆(CV.山本和臣)―『なんでここに先生が!?』

  • アブード(CV.若月佑美)―『フリージ』

    • クソガキ
  • 唯我成幸(CV.逢坂良太)―『ぼくたちは勉強ができない』

    • 落ちろ
  • ミョウ(CV.村瀬歩)―『ほら、耳がみえてるよ!』

    • ケツぶっ叩きたい
  • 立花投馬(CV.梶裕貴)―『MIX』

    • ポテンシャルはあるんだけどなあ。のんびりしたあだち節が僕には物足りなかった…
  • 立花走一郎(CV.内田雄馬)―『MIX』

    • 同上
  • 陣界斗(CV.市来光弘)―『八十亀ちゃんかんさつにっき』

    • こいつはマジで最悪。部活の仲間を田舎者扱いしたうえに性欲の対象にしてる。人間と付き合うという感覚がまったくない。セックスマシーン。
  • 典元泉(CV.土屋神葉)―『荒ぶる季節の乙女どもよ。』

    • Yesド直球自慰
    • キャラとしてはもうひとつだが堂々たる自慰をテレビでやってのけるのは並大抵のことじゃない
  • 西片(CV.梶裕貴)―『からかい上手の高木さん』

    • Yesティッシュ
    • Yes怪しい紙くずの詰まったゴミ箱
  • 織田信勝(CV.東山奈央)―『胡蝶綺 ~若き信長~』

    • 東山奈央ショタボイスはまだまだやれますよ!!
  • 織田秀孝(CV.村瀬歩)―『胡蝶綺 ~若き信長~』

    • 死…儚い…
  • ベル・クラネル(CV.松岡禎丞)―『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか Ⅱ』

    • 貞操狙われるエピソードが2連続で来たの笑う。才能のある若手はこういう目に遭う。
    • 裸が描かれるエピソードで明らかに戦士のものではない肉体に描かれていておじさんとても悲しい…業界は『うたわれるもの 偽りの仮面』の失敗から何も学んでいない…
  • 桂木眞己(CV.花江夏樹)―『星合の空』

    • もうちょっとでしたよねえ。もうちょっと酷い目に遭ってほしかった。
  • 小黒(CV.山新)―『羅小黒戦記』

    • 乳首
  • カッチ(CV.浅水健太郎)―『ロング・ウェイ・ノース』

  • 海(CV.石橋陽彩)―『海獣の子供』

  • 天野凪(CV.吉柳咲良)―『天気の子』

· 9 min read

これは快作ですね。現実に照らせば「そうはならんやろ」という箇所はたくさんあるけれど、作品内のロジックは一貫していて気持ちよかった。

ぼくらの7日間戦争、素晴らしいエンターテイメントでめちゃくちゃ笑いました。全体的に狂ってるんだけど意外と作り込まれていて、B級映画の名作という感じ。おすすめできます。

— 栄西・the・博愛僧侶 (@min_nan_a_si) December 20, 2019

何と戦う?

原作は大昔に読んだし実写映画も大昔に見ていた。僕は暴力が好きだし権力は嫌いなので宗田理のメンタリティには共感するところが多かった。だが、2019 年現在、厳しすぎる服装検査のような理不尽な不自由は減りつつある(本当か?)。その一方で地方の衰退や少子化、そしてそれに伴って受け皿が不十分なまま外国人労働者が増えているという現実もある。だから子どもたちが戦う相手が「理不尽に子供を縛ろうとする大人」から「どうしようもない現実とそれを追認する大人」に変わったのは必然だろう。そしてどうしようもない現実はどうしようもないので、しょうがないから子どもたちには恋愛・友情・自己実現のような「セイシュン」の物語を与えておこうという悲痛さがある。そういうわけで、僕の世界観では、このアニメはアニメの外の現実に訴えかける力のある作品とは思えなかった。

大人はつらいよ

作中で何度も「大人」「子供」という言葉が使われている。大人はずるいし嘘つきだし、不自由だ。部下の命を守らなければいけないから、ガス爆発や土砂崩れの危険性があれば引き下がるしかない。子供や従業員を養わねばならないから、汚い方法で金を稼がねばならない。一方で子供は自分のことだけ考えていればいい。自分が拒絶されるリスクさえ呑めれば、自分のすべてをさらけ出してぶつかりあえるし、そうすれば本当の友達になれるかもしれない。

大人の僕にとって救いになったのは最後の「いってきます」「いってらっしゃい」だ。千代野秀雄は議員であり、父親であり、子供のようにすべてをさらけだすコミュニケーションはもうできない立場になってしまったかもしれない。それでも、まずはありきたりな挨拶からはじめれば、いつかはわかりあえるという希望を感じさせるラストシーンだったと思う。

マレットォォォォ!!!!!

これは許せないでしょ。いや中盤のあるセリフで気づいていたけど、これは許せん!!!!!!!!!守くんの童貞を返せ!!!!!

テクニカル

演出

特に手落ちを認識した箇所はないのでよくやっていたと思う。印象的なのは香織の回想シーンの照明の使い方。打算を含んだ香織の笑顔を光と影ではっきり二分するカットは強烈だった。

作画

劇場アニメとしては若干アベレージを下回るくらい

  • 頭がデカすぎるキャラデザには最後まで慣れなかった
  • 転機となるシーンはよく動いてた
  • 重機は CG モデルが作られているにもかかわらず、作画でカッコいい影をつけてケレン味たっぷりに動かすシーンがあって浮いてた(好き)
    • 重機作画監督: 東賢太郎

背景

とてもよかった。特に天候や自然物。監督インタビューによると工場の描写にもこだわっていたようだが、それは僕にはあまり刺さらなかった。

小ネタ

  • 開幕キャラ見せからのヒロインと手が触れ合って「あっ ♡」までの展開にスピード感がありすぎて圧倒された。異世界転生のトラックノルマと似た感覚があった。
    • 家出を決めてからの OP に合わせてのメンバー紹介も速かった。お約束だからすっ飛ばすねというメッセージを感じてしまう作りはあまり好きではないが、尺は有限なのでこれもアリだろう
  • 鑑賞後に同行者に「夕張が舞台だよね」と言われてハッとした。なるほど、北海道、廃坑、人口流出と言えば夕張だ。
  • 都合のいいタイミングで土砂崩れ起きるので実質『空の青さを知る人よ』
  • 守の自室が広すぎる。北海道だから土地はあるのだろうか。ティッシュ・ゴミ箱は部屋が映る時間が短すぎて未確認なので誰か見てきてください
    • 妹が急に部屋に入ってくるシーン、絶対シコってたでしょ
  • ヒロインがレズビアンなんだがそれを全面に押し出すわけでもなく、ただ単に物語のパーツの一つとして組み込んでいたのはすごい 2019 年的感覚だと思う(褒めてる)。「気持ちを伝えると迷惑になる」みたいなセリフはそういう意味だったのかと驚いた。
  • 「アップの U だ」は語感もどうでもいい知識をひけらかしてる感も「匹夫の勇」と一致していてめちゃくちゃ笑ってしまった。悪いオタクなので
  • 法律なんかやってもしょうがないですよ。時代は戦史です。
  • 入国管理局の非人道性が話題になっているタイミングで不法滞在者を出してくるのは攻めすぎ。好き。

· 3 min read

※本記事中の画像は研究の目的で『星合の空』から引用したものであり、これらの権利は赤根和樹・エイトビット/星合の空製作委員会に帰属します。

※登場人物とのインタラクションがない映っているだけのいきものは除外しました

ショコラちゃん

1話

  • 名前が言及されたのみ

7話

  • 眞己が以前住んでいたボロアパートに大量に出現したゴキブリ
  • ゴキブリを箸で捕まえることで眞己の反射神経と動体視力が鍛えられた

子猫

1話

  • 2年C組の教室に出現
  • 走り回った末に眞己に捕獲される
  • 眞己の運動神経のよさに柊真が気づくきっかけになった

hoshiai01-00:13:07

2話

  • 夏南子の絵に猫が描かれており、モデルにしたかもしれない
  • グラウンドに続く階段に現れる
  • 夏南子に抱かれたり撫でられたりしている

hoshiai02-00:20:00

ED

  • 眞己が猫じゃらしで遊んでいる

hoshiai02-00:23:49

カモメ

1話

  • 月と金星の並びを見る眞己の視界に入ってくる

hoshiai01-00:16:49

4話

  • 夏南子と悠汰がエサをやっている

hoshiai04-00:20:08

OP

  • 眞己がエサをやっている

hoshiai06-00:03:52

トカゲ

2話

  • 更衣室横の草むらで樹が捕まえた
  • 眞己が子猫を捕まえたシーンと対応している
    • 樹も前衛の適正があることを暗示していた?

tokage
hoshiai02-00:04:46

恐竜・化石

3話

  • 柊真の自室に飾られている

hoshiai03-00:21:03

乙女さん

4話

  • 布津家の飼い猫
  • テーブルの上で寝ている

hoshiai04-00:13:46

カムイ

7話

  • アラシの飼い犬
  • 賢い
  • 眞己を舐める

hoshiai07-00:20:01

· 6 min read

本記事中の画像は研究の目的で『星合の空』3話から引用したものであり、これらの権利は赤根和樹・エイトビット/星合の空製作委員会に帰属します。

3 話は樹と柊真が苦しむ回。光を活用した演出に注目。

柊真

新城家の暗さ

新城家は昼間から暗い。母親は冷たい。

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対比として、桂木家は夜でも明るいし、母親は優しい。食卓は賑やかい。

  • 1 話で柊真は広いテーブルで 1 人で朝食を食べていた

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だからあやに「また遊びにおいで」と言われたときの柊真はあんなに嬉しそうなのだ。

理解者:涼真

悩んでいる柊真に涼真は「お前は悪くない」と言う。このシーンの 2 人には強い光が差し込んでいる。

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樹は自らの家庭環境をからかわれて苦しんでいる

怒りの噴出

樹がキレてラケットで不良を殴ったとき、樹は暗く描かれる

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理解者:桜井先生

暴力を振るった樹に対して、桜井先生は事情を汲んで寄り添ってくれる

このとき窓から強い夕日が差し込み、樹を照らしている。

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理解者:菜美恵

姉の菜美恵も心配して待っていてくれた。強く叱責はせずむしろ殴った気持ちは理解してくれている。

菜美恵の後ろから夕日が差している。

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樹は顔をそらすのをやめて前を向く。これによって樹の顔が光に照らされる。

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理解者たちの光

少年たちの苦しみが闇、そこに寄り添い手を差し伸べる者が光とともに描かれることを見てきた。最後に闇と光の関係をもっともダイナミックに活用したカットを紹介する。

更衣室で樹の事情を聞かされた眞己が「母親にお湯をかけられたなんて、言いたくないだろうね」と言いながら上を向く。このときカメラがゆっくりと上に移動し、それによって薄暗い更衣室に差し込む光が画面に入ってくる(gif は色が狂うので niconico とかでちゃんと見て)。

hikari

眞己が樹の理解者に転じたことを視覚的に補強する演出。

柊真と樹の交差

どうして 1 話で 2 人を同時に苦しめたのだろう。それはソフトテニス部が苦しんでいる人間が集まって支え合っている集団だということを表現したいからだ。

柊真が「俺を許してくれるか」と言うシーン。何度もズル休みしている晋吾が「許す!」と言い、前日に暴力沙汰を起こした樹が「暴力はやめなよ」と言う。他人の弱さを見ることで自分の弱さを忘れようとしている。

  • 他人の反応を気にせずに妄想を語る直央が「スルーしたよ樹くん」と言うのもそう

そういう集団のあり方が良いのか悪いのか、僕にはわからない。彼らに確かに必要な場だと思う一方で、それは傷の舐め合いにすぎず、立ち向かう強さの獲得にはつながらないのではないかとも思う。

  • 監督はインタビューで「決して傷を舐め合うのではなく、傷を埋め合う、補い合う仲間たちの話にしたい」と語っている

「傷の舐め合い」の中で柊真は木陰から日向へと(闇から光へと)移動する

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だが、眞己はまだ闇の中にいる。

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監督の言葉を裏付けるかのように、一見落着したかに見える部活に眞己がさらなる波紋を起こしていく…

· 4 min read

本記事中の画像は研究の目的で『星合の空』3話から引用したものであり、これらの権利は赤根和樹・エイトビット/星合の空製作委員会に帰属します。

柔らかさ
2話には「柔らかい」がいくつか出てくる。

  • いじめっ子が悠汰に「気持ちわりいんだよ、ふにゃふにゃしやがって」と言う
  • 頬の腫れを指摘された眞己が頬を揉む
  • 晋吾が眞己に自己紹介するときに左手でボールを揉んでいる
  • 眞己が初めてボールを触ったときの会話

ふーん、ボールがふにゃふにゃだな

そら、硬式のボールよりは柔らかいわ

じゃあ当たっても安全じゃん

でも、これ思いっきりぶつけられると次の日ミミズ腫れにはなるよ

僕なんか翅くんにスマッシュで太ももにぶつけられて、ミミズ腫れ3日間引かなかったよ

それにしても小汚いよなボール。女子のはもうちょっと綺麗じゃん

しょうがないんだ。男子が使えるのは女子のお古だから

一度くらいおろしたての白い粉が付いてるやつを使ってみたいよなあ

やめろ。惨めだ

ボールの柔らかさはソフトテニスの象徴であり、監督インタビューにあるようにソフトテニスは未熟さや純粋さの象徴である。最後の会話は、未熟な中学生でもやるときはやるという今後の展開を暗示しているのかもしれない。

大人と子ども

  • 柊真がいじめっ子たちに「ガキかよ」と言う
  • 眞己の世話を焼く柊真に対して「いや子どもじゃないし」「そうか?俺達まだ子どもなんじゃないか?」

じゃあ柊真は大人なのか子どもなのか。子どもとしての自己認識はありつつ、他人を子供扱いする傲慢さも持っているのが14歳という年齢か。

空の飛行機と地べたの少年たち
走り終わったあと、空と飛行機のカットが挿入されてから、グラウンドに倒れ込む柊真と眞己のカットになる。この空のカットは何のためにあるのか。
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ひとつは遠景を映すことでシーンの転換を印象づけるお約束、そして空の色を見せることで夕方になったことも表現している。加えて、広い空をただ1人飛ぶ飛行機に対して、汗にまみれて一緒に走る少年たちという対比にもなっているだろう。校庭20周を経て互いを認めあったシーンにふさわしい。
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· 9 min read

『ハヤカワさんの子牛』

脚本:雪室俊一
絵コンテ:西村則男
演出:佐藤豊
作画監督:吉崎誠
仕上:中沢邦夫
美術:佐藤博

「アイスが固まる」と聞いて鎌足を「かたまり」と言ってしまうカツオ。花沢がハヤカワ家でアイスを食べたときの話。カツオ「なんで呼んでくれないのさ」花沢「女の子同士で話したいときもあるのよ」。食べ物の話に食いつく子供っぽいカツオに対して、性別を意識した花沢さんのこの返しは、男女の発達に差がある時期を巧みに切り取って表現している。ハヤカワは牧場で新鮮な牛乳を手に入れていた。磯野家の夕食、カツオは「みんなで行ってくるといいよ」「僕はハヤカワさんにじっくり案内してもらおうと思うんだ」。花沢さんとの意味深な会話の後でも無邪気にハヤカワさんに憧れてるカツオ、ホント子どもだ…。花沢に呼び出され花沢不動産に行くと、花沢は今度牧場に行くが、ハヤカワは行かないらしい。以前名付けた「姫子」(オス)が他の牧場に出荷されてしまうのが悲しいから。ワカメ「お兄ちゃん牛じゃなくてよかったわね」。結局花沢・カツオ・サザエ・タラオで行くことに。着くとすぐに姫子の出発に居合わせるが、みんなで目をつぶって想像していることにして(!??!?!?!)ハヤカワに報告。新鮮な材料で作ったアイスは美味いがハヤカワに嘘をついたカツオは「ほろ苦い」と感じる。花沢とカツオで嘘をついた罪悪感を共有しているとハヤカワが来て牧場に行くという。花沢は用事があると言って逃れるがカツオは一緒に行くことに。嘘が露見するのが怖いカツオはサザエにハヤカワに話してもらおうとするが断られ、ハヤカワに嘘を告白しに行く。家は不在、学校では言い出せない。そして牧場行き当日、車の中でカツオはハヤカワに真実を伝えようとするが、遮られる。気づくと知らない土地を走っている。ハヤカワはカツオの様子がおかしいことに気づき、牧場に電話して姫子が貰われていった牧場を知り、そちらに向かっていたのだ。新しい牧場で姫子には友達が出来ていた。その仲の良さを見てハヤカワの父は「まるで君たちみたいじゃないか」と言う。

『マスオは本の虫』

脚本:城山昇
演出:成川武千嘉
作画監督:江沢聖三
仕上:千代間由佳
美術:矢須田綾

マスオが本を読んでいる。神社で源氏物語を読んでたら神職の衣装に驚く。自宅で読み始めるとカツオやワカメにちょっかいを出される。全員が寝て読書に集中できると喜ぶマスオ。極上作画でサザエが編み物をしていると焼き芋の屋台が来てお腹が鳴る(先週に引き続いての焼き芋ネタ)。翌日会社、アナゴが寝不足で出社。「昨夜女房と一杯やりながら話し込んじゃってねえ(意味深)」。「夫婦で会話が弾んだんならいいじゃないか(意味深)」。女性社員が巨大弁当箱を「文学」という名の本を模した箱に入れてきて驚く。アナゴは磯野家はサザエの相手をしてくれる人がいると羨むが、カツオやワカメに邪魔されることもある。帰りの電車でスーパーレアBGM。
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帰り道で座って読み終わり、パトカーを見て推理小説を買って帰る。マスオの帰りが遅い。本の虫だから飲み屋の光に吸い寄せられているのではとふざけるカツオ。玄関の前で犯人を考え込むマスオを不審者と勘違いし、波平は裏口から入る。サザエが見に行く。犯人がわかって大声を出すマスオに驚くサザエ、それに驚くマスオ。古典的。マスオに勧められてサザエが本の虫に。代わりにマスオが風呂掃除。城山先生は先週で力を使い尽くしたようだ。

『ねずみとお姫様』

脚本:浪江裕史
演出:森田浩光
作画監督:三本めぐみ
仕上:中沢邦夫
美術:佐藤博

学芸会の役が決まって喜ぶワカメ。「そうだそうだ」というだけのネズミ。みゆきのお姫様を守る。カツオたちは合唱。カツオは授業がなくなるのが嬉しいだけ。みゆきは自信がないので磯野家でワカメと練習。家族も練習に駆り出す。カツオは恥ずかしい練習に付き合わされたくなくて勉強する。ワカメはネズミの衣装を作ってもらう。前日、みゆきをみんなで褒める。堀川は「ご先祖様は本物のお姫様でしょう」と謎の褒め方。カツオのクラスでは花沢が前日練習を呼びかけるが磯野と悪友達は即座に下校していた。それを見つけた花沢はダッシュで捕まえに行く。また磯野家で練習するみゆきとワカメ。みゆきの作画にフォロースルー(主な動きが終わった後に残る副次的な動き; ここではおさげの揺れ)が効いていてよかった(この動画はオリジナルのタイミングが維持されている保証はありません)。
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学芸会当日、ワカメはネズミの衣装を来て登校しようとしてサザエに止められる。発表直前、みゆきは緊張して声が出なくなる。カツオが来て「ワカメにこっそり教えてもらえばいい」「テストと違って教えてもらっても怒られない」と言うとみゆきはリラックスして声が出るようになる。そこに花沢が来て練習に連れ戻す。小綺麗な格好したカツオかわいい。
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学芸会は成功する。「そうだそうだ」と言うだけのワカメも晴れやかな笑顔。フォロワーシップが表現されたエピソードだった。

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1. 引っ越し

  • ショコラちゃん is 何
    • ゴキブリ説
  • 「今度は 8 階」で「前よりマシ」なので前は 9 階以上
    • 9 階ならギリギリエレベーターなしでも合法の可能性あり
  • 引っ越しの段ボールは「つがるりんご」「ポテトチップスのりしお」
    • 赤べこは福島
    • 犬張子は東京

2. 練習試合

  • 夏南子が図書室からソフトテニス部の練習試合を見ている
    • なぜ見ている?
    • 普通に話しかけてくる友人がいる
    • 「ウケねえよ、負けろ負けろ。ボッコボコにされろ」の真意は
  • テニスコートは 2 面
    • 普段は男女 1 面ずつ?
    • じゃあ硬式はどこで?
  • ペア
    • 晋吾+太洋
    • 凜太郎+翅
    • 直央+樹
    • 拓人+柊真
  • クロアゲハ高田希唯
  • シロアゲハ雨野菜美恵
    • 美人でテニスも勉強もできる
  • 拓人はモテたくてやっていた

3. 生徒会臨時総会

  • 部活動の一覧(全てではない)

    ケイ+菜美恵(女子ソフトテニス) 剣道(女) バスケ(男) 野球 陸上(女) 柊真(男子ソフトテニス) バレー(女) サッカー(男) 家庭(女) 農園 科学 琴 美術 吹奏楽

4. 部室

  • 4 年間勝ったことない
  • 帰宅部も可能
  • 凜太郎「先輩たちに申し訳ない」
  • 樹「先輩たちにも原因ある」

5. 桂木家の朝

  • 1 つ目の卵が白く固まってから 2 つ目を入れている
    • 硬さの好みが違う?
  • 踊り場で靴がキュッとなる音にエコーがかかっている芸コマ
  • 靴を揃えない
  • 弁当に作り置きの煮物を詰めている
  • 食卓の奥にまだ開いていない荷物
  • 犬の置物 1 つは電話台、もう 1 つは食卓
  • リビングの他にもう 1 つドア
    • 眞己の部屋?
  • あやはスマホで忘れ物を届けてもらうように頼む
    • 眞己は持っているか不明
  • 忘れ物を届けるときには鍵を閉めない

6. 新城家の朝

  • 広い食卓に百合の花
  • 洋風の朝食
  • 肘をついてあまり食欲がなさそう
  • なぜ眞己が引っ越してきたことを知っているのか

7. 御杖夏南子

  • ゴミ袋を持って登校
  • 鍵を閉める
  • 夏南子はスマホを見ている
  • 反射的に「危ないだろうが」と叫ぶが会話になると視線を外しておろおろする
  • 眞己を「あんた」と呼ぶ
  • 眞己は夏南子の名前を覚えていなかった
  • 夏南子は眞己の名前を覚えていた

8. 初登校

  • 2 年 C 組
  • 柊真は飛鳥と一緒に教室に入った
  • 眞己が読んでいるのは「節約ごはん」
  • 「数学嫌い」「俺は好き」の距離感
  • 柊真はいきなり本を置いてから「久しぶり」と声をかける
    • ちょっとコミュニケーション不器用な感じある
  • 「新城…新城柊真」
    • 新城涼真が先に思い浮かんで、そのあとその弟として認識した?
  • 「またこっちに帰ってきた」
  • 柊真、黙って立ち去る

9. ホームルーム

  • 活動費が実績連動になる話が可決
  • 男子ソフトテニス部が弱いこと、絹代が厳しいことは周知の事実

10. 新入部員募集

  • 2 面あるコートのうち片方が空き、もう片方で女子部が練習。周りで待っている部員多数
    • コートを 2 面とも使いたいだろう
  • 勧誘活動ペアはダブルスの組と同じ
    • 太洋は小さくなっている
    • 凜太郎は真面目に立っている
    • 樹と直央は階段に座り込んでいる
  • 時計は 10 時 5 分を指しているがこれは嘘だろう
  • 教室の壁に「道徳心」
  • 猫の写真を撮ろうとする夏南子
  • 眞己が非凡な動体視力・瞬発力で猫をキャッチ

11. スカウト失敗

  • 天文年間に顔を近づけて歩いている

  • 夏南子も後ろからついてきている

    • 転校初日に女子と一緒に帰る度胸
    • 同じマンションだから必然かもしれないが
  • 真剣な表情を見て眞己も厳しい表情になる

    • この段階で何を予期していたのだろうか
    • 用心深い性格?
    • あるいは面倒事を嫌う性格?
  • 歩み寄りながらポケットに天文年鑑をしまっている

    柊真「桂木、めんどくさいことは抜きで言う。ソフトテニス部に入れ」 眞己「なんだそれ。俺部活には興味ないんだけど」 柊真「入れよ」 眞己「嫌だよ」 柊真「夏の大会で一勝しなきゃ男子ソフトテニス部は廃部になる。お前の運動神経はすごい。だから、お前と俺でペアを組めば絶対勝てる」 眞己「興味ないんだ。悪いね」

    御杖「新城くん必死だね」 眞己「そうだな。青春じゃね?」 御杖「アンタさ、なーんか闇深そうだね」 眞己「アンタもよっぽどだと思うよ」

12. 柊真と涼真

  • そんなことで桂木を入れるんじゃないよ
  • 俺に言ってもできないから、俺に言っても無駄だから

13. 柊真の母

  • 食卓の花はひまわりに
  • あの子はあなたとは違うのよ

14. 契約成立

  • やっべー早く絵をアップしないとイベントに間に合わないよ

    • 夏南子と眞己を一緒に帰らせないため
    • 眞己と柊真の長話中に夏南子をどう処理するかが難しい?
  • また天文年鑑を読みながら歩いている

  • 月と金星とカモメ

    柊真「ソフトテニス部に入れ、桂木」 眞己「昨日も言っただろ。俺はソフトテニスなんか興味ないの」 柊真「お前の母親、働いてるんだよな」 (回想) 眞己「だから?」 柊真「買い物なら練習が終わったあと俺も手伝う」 眞己「余計なお世話」 (回想) 柊真「ソフトテニスのユニフォームも道具もみんな俺が用意する。お前が買い揃える必要はない」 柊真「金の心配はないって言ってるだろ」 眞己「へえ。金の心配がないから部活やってるんだ、アンタ」 柊真「兄貴はソフトテニス部のOBだ」 眞己「あぁ。そういえば涼真、中学生の頃ラケット持ってたな。あれ、ソフトテニスのラケットだったのか」 柊真「涼真も桂木がソフトテニス部に入ることに賛成していた」 眞己「じゃあさ」 柊真「えっ」 眞己「金出してよ。入部してほしいなら」 柊真「えっ」 眞己「俺も暇じゃないから。お金、払ってくれるなら、入ってやってもいいよ。労働に対する対価ってやつだよ。俺は趣味で部活なんかやらない。金が心配だから」 眞己「無理だろ。じゃ、これで諦めて…」 柊真「月1万円払う!7月の大会までで3万!大会で勝てばあと1万!勝利給だ。合わせて4万だ!」 柊真「不満があるなら別途プラスして渡す。いいな?それでいいな?いい?よし!じゃあこれで契約成立だ。おめでとう!」 眞己「はぁ?」 柊真「明日放課後、テニスコート脇の更衣室に来てくれ。用具やユニフォームを渡して、それから練習だ。ルールは試合の進め方はちゃんと教える」 眞己「おい、ちょっと…」 柊真「そうだ。このラケットをお前にやる。これは初心者でも扱いやすくて性能がとてもいい。お前ならきっと使いこなせる。ほら」 眞己「これ、これはさ…」 柊真「よし。じゃあな!」 眞己「なんだよ…OKなんて言ってないし…」

  • 回想 1

    桂木くんちは母子家庭みたいだよ。小さいときに両親が離婚して母親に引き取られたんだって。だから今は母親と二人暮らしで。 それは知ってるよ。あいつは昔、京終眞己って名前だった。 じゃあ家事は桂木くんが全部やってるってことは えっ全部? そう。炊事洗濯掃除、みんな桂木くんが。 お母さんが働いているから、家事は桂木くんがやってるんだよ

  • 回想 2

    お母さんは小さな工務店に勤めていて、二級建築士の仕事をしてるみたいだけど、そんなに大きな会社じゃないから だから桂木くんは、お金がかかる部活はやりたくないんじゃないかな

金の心配はないって言ってるだろ

へえ、金の心配がないから部活やってるんだ、あんた

  • 反語
  • 柊真が金の話を強調することに対する皮肉
  • 桂木家に金がないことにばかり注目している柊真への反発
    • 金以外にも部活をする/しない理由はある
    • 実際にあるかどうかは置いといて、眞己は自分は部活なんかやらないと自己規定していた
      • 青春じゃね?という嘲笑

金出してよ。入部してほしいなら

俺も暇じゃないから。お金、払ってくれるなら、入ってやってもいいよ

労働に対する対価ってやつだよ。俺は趣味で部活なんかやらない。金が心配だから

無理だろ。じゃ、これで諦めて…

  • 金の問題が全てであるかのような言い方をする柊真に対して、その論法に乗った上で柊真を屈服させることでより大きなダメージを与えようとしている
    • 眞己の性格の悪さはここ
  • 諦めさせるために言っていた
  • 桂木家に

じゃあこれで契約成立だ

  • 「契約」は「青春」「趣味」と対置されている
  • 皮肉に対する皮肉返しとしての「契約」なのか
    • そんな悪意は感じない
      • 柊真は要求が通って喜んでいるので、眞己に皮肉を言う理由がない
    • むしろ金を払って部活をやらせるという関係を表現する言葉として自然に出てきた感じ

15. 京終健二

  • 夕食の準備
    • 味噌汁
  • 制服にエプロン
  • 食卓の犬の置物が消えている
  • ちゃんと火を消してから玄関に行く
    • 朝、火を消さずに新聞を取りに行ったこととの対比
    • 家に自分しかいないときはちゃんと火を消す?
  • ちゃんとドアスコープを覗いている
  • 何も見えないことを不思議に思っている
    • 目のアップは猫を捕まえるシーンとの対比になっている?
  • チェーンをはっきりと映しつつ、それを使わない
  • 二ヶ月ぶり
  • 蹴られたわけではない腹を押さえている